ガジュツ
| 学名 | Curcuma zedoaria:ウコン属:ショウガ科 |
| 英名 | ZEDOARY(ゼドアリー) |
| 和名 | ガジュツ(莪朮)、紫ウコン、夏ウコン |
Introduction
ガジュツ(莪朮)とは、ショウガ科ウコン属に属する多年生草本です。その根茎を使用します。ガジュツ(莪朮)は初夏(6〜7月頃)に花をつけるため「夏ウコン」、また、包葉の色や根茎の切り口が紫色であることから「紫ウコン」とも呼ばれています。
ガジュツの薬能
漢方薬の世界では、ガジュツ(莪朮)は芳香があり、味は苦く、消化器を刺激するため、ショウガ(Zingiber officinale)と大部分は同じ用途に使用されています。
一般的には、胃衰弱、消化不良、吐き気、鼓腸を取り除くなど、消化をよくします。そのほか、風邪、鎮痛、月経不順の薬としても処方されます。
ガジュツ(莪朮)と三稜は効用がよく似ています。共に体内の「気」と「血」の流れをよくするといわれています。
ガジュツ(莪朮)は開胃,消食と健脾の効果を兼ねそなえており,体内の「気」を良くする力が三稜よりやや強く、また三稜は体内の悪い血を流す力が比較的強く、この二つを一度に採ると効果が高まります。
近年では、血の巡りを良くする効能から痩身・ダイエットの効果が確認されており、漢方薬という分野から美容・健康の分野に効能を広げつつあります。
ガジュツ(莪朮)の薬効は精油成分にあります。多く含んだ精油は特にシネオール・カンファーなどの殺菌・防腐作用を持つ芳香成分であるモノテルペン類と、抗炎症作用を持つデハイドロクルジオンをはじめフラノゲルメノン、フラノジエノン、クルツェレノンなど、薬効の主役とも言えるセスキテルペン類を多く含んでいます。
- 莪朮丸(経験方:三種,雲南木香,ひん榔,牽牛子,谷芽,青木香,青皮,畢澄茄,丁香)
- 和血通経湯(経験方:京三稜,当帰,熟地黄,紅花,肉柱,血喝,木香,蘇木,貫衆)
- 当帰活血散(証治準縄:当帰,赤?,生地黄,桃仁,紅花,香附子,川?,牡丹皮,延胡索,蓬莪朮,三稜,青皮)
- 七香九(経験方:香附子,丁香,甘松香,益智仁,縮砂仁,蓬莪朮,陳皮)。
去允丸(経験方)
- 浄腑湯(医宗金鑑・万病回春)
- 当帰活血散(証治準縄)
- 治肩背拘急方(本朝経験・中山摂州)など。
用法・用量
煎剤,散剤,丸剤.1日2〜5g.
ガジュツの歴史